
カナダ人も多く通う公立カレッジは、永住権も視野に入れた長期留学におすすめです。
プログラムを修了すると、長期間カナダで働ける「ポスグラ(Post Graduation Work Permit)」という就労ビザの申請資格を取得できます。そのため、長期滞在やカナダ移住を目指す方に人気の留学方法です。


カナダの公立カレッジは、高校を卒業した後に専門的な技術やスキルを学ぶための学校です。
ほとんどのプログラムは2〜3年ですが、最短数ヶ月のものや、最長4年のものもあります。
さらに、政府が指定する分野の公立カレッジを卒業すると、在学期間に応じて就労ビザを申請することができます。プログラムが長いほど、申請できる就労ビザも長期間になります。
この就労ビザは「Post Graduation Work Permit(通称ポスグラビザ)」と呼ばれています。

カナダの公立カレッジは、私立カレッジとよく比べられます。
公立カレッジでは、学ぶ内容がより専門的です。そのため、入学するにはしっかりとした英語力が必要です。
また、公立カレッジでは在学中に働けるのはパートタイムだけなので、学費はあらかじめまとまった額を準備する必要があります。
一方、私立カレッジ(コープ留学)では、後半は通学せずにフルタイムで働くことができるため、費用をぐっと抑えられるのが特徴です。
つまり、英語力や学費の面では公立カレッジの方が少しハードルが高めですが、その分、卒業後に取得できるポスグラビザ(就労ビザ)が長いというメリットがあります。

公立カレッジには、英語ネイティブのカナダ人も多く通っています。そのため、入学に必要な英語力はIELTS 6.0〜6.5と少し高めに設定されています。
「ちょっと自分にはハードルが高いかも…」と感じる人もいるかもしれません。
でも安心してください!直接入学だけでなく、語学学校や私立カレッジからの編入・単位移行を通じて入学を目指す方法もあります。(本ページ後半で詳しく解説します)


以下が、公立カレッジ卒業後にポスグラ就労ビザを申請できる分野です。
・運輸(transport)
・農業(agriculture and agri-food)
・教育(education)
・ヘルスケア(health care)
・科学、技術、工学、数学(STEM)
・技術・技能職(trade)
上記に関連したプログラムを公立カレッジで学ぶと、卒業後に最大3年の就労ビザが発行されます。



公立カレッジで2年以上のプログラムを受講すると、最大3年の就労ビザ(ポスグラ)の申請が可能です。長期滞在を目指す学生は、2年以上のプログラムを選ぶことが多いです。
ただし、就労ビザの申請ができる分野には指定があります。希望する分野のプログラムが申請対象かどうかは、その都度ビザ専門家と確認しながら進めることが大切です。
日本の学校スタイルとは違い、公立カレッジではグループワークで意見を求められたり、積極的に発言したりする機会が多くあります。
就職に必要な知識を学びながら、より実践的な内容を勉強できるのが公立カレッジの特徴です。
留学生は就職面接でビザの有効期限を確認されることがよくあります。
でも、公立カレッジを卒業すれば、長期間働ける「ポスグラ」を申請できるので、就職活動でも有利になります。
ポスグラはオープンワークパーミットなので、働く場所を自分で自由に選ぶことができます。
一方、コープ留学の場合は、専攻したプログラムに関連する業種で働く必要があります。


「公立カレッジに入学するには、IELTSやTOEFLの高スコアが必要?」
実はそんなことはありません!他にも方法があります。そのひとつが「パスウェイ進学」です。パスウェイは、公立カレッジ進学コースとも呼ばれています。
志望する公立カレッジと提携している語学学校でパスウェイコースを必要期間受講し、学校内の試験で基準スコアをクリアすれば、公立カレッジに入学できます。
一般的な語学学校の「一般英語コース」が楽しく英語を学ぶのに対し、パスウェイコースは公立カレッジの授業や課題に対応できるよう、アカデミックな内容に特化しています。
進学したいカレッジによって必要な英語力は異なるため、パスウェイコースの期間も語学学校のテストで決まります。基準をクリアすれば、公立カレッジへの進学サポートを受けられます。
(記事後半でパスウェイについて詳しく解説)

私立カレッジで取得した単位を、公立カレッジの必要単位に移行できる仕組みがあります。これを「クレジットトランスファー」と呼びます。
カナダの私立カレッジは、公立カレッジより学費が安く、英語力の条件も低めです。そのため、私立カレッジで一部の単位を取得してから公立カレッジへ進学するメリットがあります。
単位を移行することで、公立カレッジで受ける授業が少なくなり、学費を抑えつつ通学期間も短縮できます。
ただし、単位移行ができるプログラムは限られているので、進学前にしっかり確認することが大切です。

公立カレッジに直接入学する場合、主に次の2つが必要です。
アカデミックな英語力と公式スコア
IELTSなら6.0〜6.5が目安です。
まとまった費用
全体で300〜400万円が授業料の目安です。
どちらも準備に時間と労力がかかるため、直接入学で公立カレッジに進学する方はあまり多くありません。


志望する公立カレッジと提携している語学学校のパスウェイを必要期間受講し、学校内の試験の基準スコアをクリアして卒業できれば、公立カレッジに入学することができます。
440万円
638.6万円
上記は、パスウェイとして語学コースを日本からオンラインで受講し、その後2年間の公立カレッジプログラムへ進学した場合の収支目安です。
語学コースと公立カレッジ2年間の費用を合計すると、アルバイト収入だけではすべての費用をまかなうことは難しく、支出の方が大きくなるケースが一般的です。
ただし、公立カレッジを選択する大きなメリットは、2年間のプログラムを修了することで、卒業後に最大3年間の就労ビザ(Post-Graduation Work Permit)を申請できる可能性があることです。
公立カレッジに在学している期間は、授業や課題の負担が比較的多いため、多くの学生は学業を優先しながらパートタイムで働くスタイルを選択します。
さらに具体的な費用の内訳を見ていきましょう。

補足:航空券のみ含みません。利用する航空会社によって大幅に差が出るためです。2024年3月より格安航空の就航がスタートしました(参考:最安2万円台!ZIPAIRが成田バンクーバー線就航開始)
日本からオンラインで6ヶ月の語学コースを受講し、カナダ到着後すぐの2ヶ月は学校手配の食事付きホームステイを利用、現地生活に慣れた頃にシェアハウスへ移動するプランを想定。
2026年6月の時点で、BC州(バンクーバーやビクトリア)の最低賃金は $18.25で、ON州(トロント)では$17.60です。チップ収入の額は個人差が大きく、チップが多いサービス業で働く場合はしっかりと貯金することも可能です。

公立カレッジに直接入学する場合、IELTS 6.0〜6.5相当のスコアが必要です。
日常会話は問題なくても、アカデミック分野の問題でスコアアップに苦戦する人も少なくありません。
パスウェイを使えば、公式英語スコア以外の方法で公立カレッジに入学することが可能です!
語学学校のパスウェイでは、「アカデミックスキル」を学ぶことができます。
簡単に言うと、語学学校でしっかり準備をすることで、公立カレッジの授業にスムーズについていけるようになるということです。
例えば、エッセイの書き方やルール、プレゼンテーションの方法など、公立カレッジで必要なスキルを学べるカリキュラムになっています。
公立カレッジと提携している語学学校なら、進学できるカレッジの選択肢が豊富です。
語学学校のパスウェイ担当者と相談しながら、自分に合った進学先のカレッジを決めていくこともできます。


公立カレッジごとに提携している語学学校は異なります。
すでに行きたいカレッジが決まっている場合は、そのカレッジと提携している語学学校のパスウェイを受ける必要があります。

パスウェイは、クラスの出席や成績が基準を満たして初めて卒業となります。
必要な出席率や成績をクリアできない場合は、受講期間を延長する必要があることもあります。



AK留学生:まい
元 特許事務所勤務
まいさん:以前、ワーホリでバンクーバーに来て1年過ごしたのですが、日本に帰国してからも、またカナダへ戻りたいと思っていました。
次にバンクーバーへ渡航する際は、永住も視野に、できるだけ長く滞在できる留学方法で渡航したいと考えていました。
ただ、しっかりと働けるコーププログラムも経験したかったので、公立カレッジ進学前に私立カレッジにも通学。公立カレッジではビジネスコースを専攻しました。

まいさん:空いている時間は課題などに取り組みました。授業後に、図書館でクラスメイトと一緒に宿題をすることも。
グループワークがある時は、バイトなどでメンバーとの都合を合わせることが難しいこともあるので、授業後に少し時間をとって相談したり、夜にオンラインミーティングで話し合ったりすることもあります。

まいさん:授業は講義を聞くだけでなく、発言し、積極的に”参加”することが求められます。また、多くの科目で各タームに1〜2回ほどプレゼンがあります。
科目にもよりますが、課題は練習問題やミニテストのような形式で、基本的にオンラインで行います。課題の期限は1週間後の次の授業まで、というものが多いです。タームの終わりにはグループレポートを提出する授業もあります。
私は日本の大学で英米文学を専攻していたので、日本語でも勉強したことがないビジネス(経済など)を英語で学ぶことは難しいです。予習をしたり、課題を進める中で理解を深められるよう努力しました。
授業は正直大変だと思うことがほとんどですが、クラスメイトと協力してなんとか乗り越えられました。

公立カレッジってなんだかハードルが高そう…。私にも挑戦できるのかな?と思っている生徒さんから、よくこんな質問をもらいます。
Q. 公立カレッジより安い、他の長期滞在方法はある?
A. はい、あります。
私立カレッジに在籍する「コープ留学」と「ワーホリビザ」を組み合わせる方法で、3年以上の長期滞在可能です。公立カレッジの留学よりも大幅にコストを抑えて留学することができます。
Q. 長期滞在したいけど、カナダが自分に合ってるか分かりません
A. まずはコープ留学や、語学学校に通学する短期留学でカナダ生活を始める方法もあります。


AK留学は生徒さんの節約最優先!で生まれた 新しい留学サポート。
一切上乗せをせずに、生徒さんと学校との直接契約というスタイルで、正真正銘の完全無料サポートを貫いています。
AK留学は、生徒さん一人ひとりと本気で向き合うため、応募制度を取っています。

カナダのバンクーバーでワーホリ、コープ留学を経て公立カレッジでビジネスコースを卒業。AK留学ではコミュニティリーダーとして活躍中。

短期語学研修・長期交換留学・カレッジ留学など、豊富な留学経験を持つ。カナダでは国際ビジネスマネジメントを専攻し、AK留学でアドバイザーとして活躍中。